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祈りと安らぎの善光寺春風歩き

美湯に出会う

「遠くとも一度は詣れ善光寺」と古くからうたわれ、創建以来 約一四〇〇年にわたり善男善女に信仰と安らぎの場として親しまれてきました。 この春は、ご住職さんに教えていただいた善光寺の発見・体験にぜひ出会ってください。

早起きして、善光寺の功徳をいただく ―お朝事とお数珠頂戴

本堂では朝から荘厳な読経の声が響き渡ります。 全山の僧侶が出仕してお勤めする「お朝事」という行事で、その後、参拝者から寄せられた祈願や回向も行います。 一年365日毎日、時間はおよそ一時間、開始時間は日の出に合わせて変動します。 お朝事ふくめ、善光寺の住職(大勧進の貫主・大本願の上人)が法要のために本堂に上がる際と退堂する際、参拝者が参道にひざまずいていると、 手にされる数珠で人々の頭に触れ、功徳を授けていただけるのが「お数珠頂戴」です。 この「無言の説法」には誰でも参列できます。

■お朝事 (おあさじ)

善光寺の一日は、日の出とともに始まります。そのため季節によってお朝事の始まる時刻が5時半から7時の間で変わります。天台宗・浄土宗それぞれの法要が毎朝勤められています。

※本堂内陣での参拝とお戒壇めぐりは「内陣券」
(大人・大学生500円/高校生200円/小中学生50円/未就学児無料)が必要です。

お朝事の始まりの時間

 

お朝事

■お数珠頂戴 (おじゅずちょうだい)

本堂での法要の前後、法要の導師(どうし)を務める住職が、善光寺参道にひざまずく信徒の頭を数珠でなでて、功徳(くどく)をお授けになります。

お数珠頂戴

■善光寺 発見・体験!

時刻の音色が境内に響く 鐘楼・梵鐘 重要美術品

鐘楼・梵鐘善光寺では、捨て鐘(すてがね)という予告の鐘を3回撞いた後に、時刻の数が撞かれます。美しい響きに耳を傾けながら、数えてみてください。

嘉永六年(1853年)に再建された檜皮葺の建物で、南無阿弥陀仏の六字にちなみ6本の柱で建てられています。梵鐘は寛文七年(1667年)鋳造の重要美術品で平成十年(1998年)2月に長野冬季オリンピックの開会を告げた鐘としても知られ、毎日午前10時から午後4時まで、時を知らせる鐘が撞かれます。


御開帳時は本堂前に建立された 歴代回向柱納所

歴代回向柱 数え年で7年に一度開かれる御開帳で、前立御本尊と人々を結んだ回向柱は、この場所に移され、土に還っていきます。現在は、過去10回分の回向柱が残っています。



不滅の常燈明

不滅の常燈明善光寺のびんずる尊者から 名をいただいた長野の夏の風物詩「長野びんずる」は、不滅の常燈明の火を「火釜」に点火する儀式から始まります。

御本尊様を安置する瑠璃壇の前に置かれた三基の六角燈籠は「不滅の常燈明」と言われ、明かりが絶えることはありません。善光寺本堂内でお焼香する火は、すべてこの御三燈の火を使っています。


親鸞聖人が爪で彫られたと伝わる 爪彫如来

爪彫如来親鸞聖人が当山へ滞在された折に残された爪彫りの阿弥陀如来と伝えられています。古来より眼の病を救ってくださると人々に信仰されています。



江戸時代の悲しい言い伝えが… 石畳

石畳家に忍び込んだ放蕩息子を盗賊と思い 殺してしまった江戸の豪商・大竹屋平兵衛 は、息子を弔うために善光寺へ参詣しまし た。当時は土の参道で、雨が降ると足元が 悪くなるため、平兵衛は敷石を寄進し、息子への供養としたと伝えられています。

境内地入り口から山門下まで敷かれている石畳は、正徳四年(1714年)に江戸中橋の大竹屋平兵衛より寄進されたもので、7777枚あるといわれています。本堂から山門にかけての石畳は、正徳三年(1713年)、腰村西光寺欣誉単求により寄進されたものです。



江戸中期から参拝者を迎えてきた 山門(三門) 重要文化財

楼上に掲げられた「善光寺」の額は、「鳩字の額」と呼ばれ、よく見ると文字の中に5羽の鳩が隠れています。
また、「善」の字は、牛の顔に見えると言われています。
山門の内部では、文殊菩薩騎獅像や四天王像、四国八十八 ヶ所霊場御分身仏などをご覧いただけます。ここを訪れると、四国巡礼と同じ功徳があると言われています。

寛延三年(1750年)に建立された二層入母屋造りの門。平成大修理において、建立当時と同じサワラの板を用いた栩葺き(とちぶき)に復原。これを記念して、平成二十年(2008年)から二階の拝観が再開され、善光寺参道が眺望できます。



山門特別拝観日程

マップ


経蔵 重要文化財

宝暦九年(1759年)に建立された宝形造りのお堂です。内部中央には八角の輪蔵があり、その中には仏教経典を網羅した『一切経』が収められています。輪蔵に付属している腕木を押し回すことでこの『一切経』を全て読んだことと同じ功徳が得られるといわれています。
また、経蔵内には輪蔵を考案した傅大士、並びに伝教・慈覚の両大師像が祀られています。

拝観時間 9:00~16:00
拝観料 一般 300円 / 高校生 100円 / 小中学生 50円 




東日本大震災の追悼と復興を願い… 木造地蔵菩薩立像

木造地蔵菩薩立像善光寺では、東日本大震災で亡くなられた方々の追悼と被災地の復興を願い、岩手県陸前高田市の高田松原の松を用いて、親二体と子二体の「おやこ地蔵」を作りました。
親地蔵の一体は善光寺に、他の三体は、陸前高田市の普門寺の境内に安置されています。



極楽往生が約束… お戒壇巡り

お戒壇巡り内々陣の奥、右側を進むとお戒壇巡りの入口があります。お戒壇巡りとは、瑠璃壇床下の真っ暗な回廊を巡り、中程に懸かる「極楽の錠前」に触れることで、錠前の真上におられる絶対秘仏の御本尊様と結縁を果たし、往生の際にお迎えに来ていただけるという約束をいただく道場です。腰の位置で右手を右壁に置きながら壁伝いにゆっくり歩いてください。

■内陣券(お戒壇巡り料含):大人500円/高校生200円/小中学生50円