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人の心に宿るパワーを呼び覚ます戸隠

人の心に宿るパワーを呼び覚ます戸隠
2000年の歴史を刻む全国有数の聖地

霊山・戸隠山の麓にある戸隠神社は、創建以来2000年余りに及ぶ歴史を刻む神社。奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社から成り立っています。神仏混淆の頃は「戸隠山顕光寺」と称し、天台宗比叡山延暦寺の末寺として隆盛を極め、高野山、比叡山とともに「戸隠三千坊」と比喩されるほど宿坊が立ち並んでいました。また、室町時代には、戸隠信仰は善光寺信仰とセットで流布していたと見られ、多くの僧や参拝者が戸隠と善光寺の両詣を果たし、その模様を記した道中記が残されています。しかし、明治時代に入ると、神仏分離令によって寺から神社への転換を迫られ、戸隠神社へと移行。以来、農耕の神、水の神として信仰され、今でも毎年、春秋には全国から農民の講仲間が大勢訪れて神楽を献奏しています。今や全国でも有数の観光地として名を馳せる戸隠は、信仰の地としての姿も色濃く残しているのです。

宿坊ってどんな宿?

1 奥社(おくしゃ)/戸隠山の絶壁を背に建つ戸隠神社の本社。天照大神(あまてらすおおみかみ)が隠れた天岩戸を無双の神力で開いた天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)を祀ります。 2 中社(ちゅうしゃ)/心を浄化するパワースポット。天照大神が天岩戸に隠れた時、岩戸神楽(太々神楽)を創案し、岩戸を開くきっかけをつくったという知恵の神、天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)が祭神。境内には樹齢800年を超える天然記念物の三本杉があり、心を浄化するパワースポットとしても人気です。 3 宝光社(ほうこうしゃ)/学問技芸、女性・子どもにご神徳。荘杉古木の中、270段の急な石段を上ると、神仏習合時代の面影を残す荘厳な社殿が現れます。お祀りするのは中社の祭神、天八意思兼命のお子神様。開拓学問技芸裁縫、安産、女性や子どもの神様です。 4 火之御子社(ひのみこしゃ)/魅力アップのパワースポット。天岩戸の前で舞った天鈿女命(あめのうずめのみこと)を主祭神とし、戸隠神社太々神楽は古来、この神社に仕える社人によって伝えられてきました。舞楽芸能の神として、女性や芸能関係者に人気の魅力を高めるパワースポットです。 5 九頭龍社(くずりゅうしゃ)/戸隠最古の神社で心願成就。奥社社殿と並んで建つ、戸隠神社創建前から地主神として祀られていた戸隠最古の神社。心願成就のご神徳が高く、水の神、雨乞いの神、虫歯の神であり、縁結びの神としても尊信されています。
(問)戸隠神社社務所(中社) TEL: 026-254-2001